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2006年12月30日 (土)

「アルケミスト」(角川文庫) パウロ・コエーリョ

★★★★★★★★ (★は10点満点)
夢のあるファンタジーの物語。知人に紹介されて読んだ。前回書いた「修羅場・・・」シリーズとはまったく違うもの。昔、ドラクエやFFに夢中になったが、なんかその頃を思い出した。羊飼いの少年が、宝物を探しに行くという物語。ちょっと前に読んだのだが、詳細は忘れてしまったが、いい話だった。


アルケミスト―夢を旅した少年 Book アルケミスト―夢を旅した少年

著者:パウロ コエーリョ
販売元:角川書店
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「修羅場のマネー哲学」(幻冬社アウトロー文庫) 木戸次郎

★★★★★★ (★は10点満点)
自分の場合は、第二弾の「修羅場の鉄則」(幻冬社アウトロー文庫)から読んだ。別の世界の読み物としては、楽しかった。ただ、特殊な状況におかれた筆者の話だから、普通の人は真似できない。あと、儲けようとする才覚は並外れているが、経済分析などはあまり理論的でないかも。ただ、結果には脱帽だ。

修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男 Book 修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男

著者:木戸 次郎
販売元:幻冬舎
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「修羅場の鉄則」(幻冬社アウトロー文庫) 木戸次郎

★★★★★★★ (★は10点満点)
副題が「1億5000万円の借金を9年で完済した男のそれから」。インパクトのあるタイトルだ。株で儲ける方法というのも興味のある内容だ。夕刊紙を読むような軽い感覚で読んでみた。銘柄を絞るということ等は役にたった。どちらかというと自分の場合は分散させてしまうので・・・。ただ、借金してまで株に投資するというのは普通の人にはできない。まあ、読み物として楽しかった。

修羅場の鉄則―1億5000万円の借金を9年間で完済した男のそれから Book 修羅場の鉄則―1億5000万円の借金を9年間で完済した男のそれから

著者:木戸 次郎
販売元:幻冬舎
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「国家の品格」(新潮新書) 藤原正彦

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)
流行語大賞か何かに選ばれたので、読んでみた。すると、以前読んだ「若き数学者のアメリカ」(新潮文庫)の作者だった。そこでも書いたが、この作者の文章は読みやすい。アメリカで研究した学者であるが、アメリカ万歳ではなく、バランスよく、日本文化の良さをたたえており、日本の進むべき道を示している。
硬い内容だが、内容もありいい本だった。

国家の品格 国家の品格

著者:藤原 正彦
販売元:新潮社
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2006年11月27日 (月)

「和魂米才の発想法」(DMD Japan) 木村剛

★★★★★★★ (★は10点満点)
著者は元日銀マン。その後、金融検査マニュアルの作成などにも関与している。金融や会計に造詣が深く、彼の著作は基本的に好きで、ためになると思う。本作については、少し、情緒的な表現が目立ったと思う。「ムラヲサ」「資本の本性」など。ただ、世間で言われているように外資万歳ではなく、実務に裏打ちされた理論ということで、説得力はあり、自分としては共感できる。著者は、金融検査マニュアルの解説など、難しいことを平易に解説できるので、自分としては、大衆向けの本作よりも、金融実務者向けの著作の方が、強みを生かせているように思う。

和魂米才の発想法―日本流でも米国流でもない企業経営 Book 和魂米才の発想法―日本流でも米国流でもない企業経営

著者:木村 剛
販売元:ナレッジフォア
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「渋谷ではたらく社長の告白」(Ameba Books) 藤田 晋

★★★★★★★★ (★は10点満点)
ブックオフで105円で売っていた。仕事柄、ベンチャー企業には興味があるので、とりあえず買っていた。
しばらく読む時間がなかったのだが、ようやく読んだ。読みやすい文章で一気に読めた。
ホリエモンより露出度は低いため、よく知らないことが多かったのだが、少しは理解できた。
ネット・バブル崩壊のときにはいろいろと苦労をしたようだ。その後、継続して経営をしているのは、
たいしたものだ。文章がうまいのもたいしたものだ。

渋谷ではたらく社長の告白 Book 渋谷ではたらく社長の告白

著者:藤田 晋
販売元:アメーバブックス
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2006年9月24日 (日)

「投資事業組合とは何か」(ダイヤモンド社) 田中慎一+保田隆明

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

投資事業組合について解説した本。著者は、ライブドアの元監査人ということであり、その関連の本も読んだが、わかりやすい文章だと思う。投資事業組合にも、会計の関係からの知識があり、基本的なことからはじめ、種々の投資事業組合の形態についてわかりやすく解説しており、いい本だと思った。あまりマニアックでないので、ライブドアの事件などに興味がある人は一緒に読んでみるとよいように思う。

「ヒルズ黙示録 検証・ライブドア」(朝日新聞社) 大鹿靖明

★★★★★★★★ (★は10点満点)

ライブドアvsフジテレビ・ニッポン放送の舞台裏を描いた作品。新聞社計ということもあるのか?内容にも信憑性があり、読みやすい文体であり、短時間に一気に読むことができた。

この本では、村上ファンドの村上氏の狡猾さが描かれている。双方を戦わせておいておいしいところは自分で持っていってしまうというように。本作だけ読むと、真の勝者は村上ファンドということになると思うが、実際には、続きがあったというわけで・・・・。

この本でも書いていたと思うが、「株主のため」を隠れ蓑に、有利に売り抜けたり、一時的に配当を入手しようとしたり、結局は「グリーン・メーラー」だったということなのだろうか。

読みやすい本だったと思うが、終盤の投資事業組合のスキームの説明のところはよくわからなかった。実際に複雑なものだとは思うが、もう少し租借してもらえるとわかりやすかったように思う。

ヒルズ黙示録―検証・ライブドア Book ヒルズ黙示録―検証・ライブドア

著者:大鹿 靖明
販売元:朝日新聞社
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2006年9月10日 (日)

トパーズ (Topaz)

★★★★★★★ (★は10点満点)

世間での評判はあまりよくないようである。確かに、ヒッチコックの最高傑作ではないが、自分としては好きな作品だった。

本作品の特徴は、ヒッチコック作品としては、有名な俳優が出ていないということだ。しかし、別に有名な俳優が出ていることが名作な条件とは思わない。前回みた「引き裂かれたカーテン」のようにマイナスに作用するケースもあるし。

個人的にスパイ作品が好きなので、なんとなく雰囲気は味わえた。デンマーク、アメリカ、キューバなどさまざまな国の雰囲気も味わえた。

この作品のマイナス点として、有名な(?)小説を題材としているが、全てを織り込もうとしているため、展開が速く、よくわからない点がある。作る側は原作を知っているが、見る側は知らない人が多いので、これを前提に作ってほしい。

日本人としては、キューバ危機の緊張感等も理解しにくいし、顔が似ている人が出てくると区別しづらい。

蛇足だが、この作品を見て、内容は全然違うのだが、雰囲気的に「ジャッカルの日」を思い出した。これはフランスのドゴール首相の暗殺を狙った作品。淡々とストーリーが進む中、暗殺者と敏腕刑事の迫力ある攻防が描かれている。これは、映画を最初に見ても楽しめたし、その後、原作を読んでも楽しめた。おまけに映画を数回見たが、見るたびに面白さを感じた珍しい作品。今度また見てみたいが、時間がない。。。

トパーズ トパーズ

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2005/01/01
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2006年8月27日 (日)

「滅びゆく国家」(日経BP) 立花隆

★★★★★★★★ (★は10点満点)

この本の内容は、日経BPのウェブサイトに掲載された作者(立花氏)の連載を若干の手直しなどをして編集したものとのこと。時期は、昨年の3月頃からのもの。

まず、驚いたのが、たった1年前に書いたものであるが、当時と状況がすっかり変わってしまい、作者の予測もほとんど当たっていないこと。ただ、作者の見方が不十分などというつもりはまったくない。現実の動きの早さ、意外性に驚いた。作者も同様の感想を持っているようであり、あえてあまり手直しせずに単行本化している。

たとえば、政治の世界。昔は、亀井氏をはじめとする抵抗勢力、田中真紀子氏外相時代など、いろいろあったが、いまやそのような話はまったくメディアでは聞くことはできない。小泉チルドレンなるものまで誕生してしまっている。いろいろ原因などはあるが、首相サイドのメディア戦略が功を奏しているように思う。

作者の予測の一つとして、小泉首相が1年任期を延長するはずだと、随所に主張されている。結果は、安部内閣が内定されている状態である。この点について、何で任期を延長しなかったのか、気になるところであった。

結果だけにとらわれることなく、その経緯を理解し、ターニングポイントはなんであったのか、そういうことを考えることの重要性を認識させられたという意味で、自分にとって意義のある本だった。