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2006年12月30日 (土)

「オスカーとルシンダ」(Oscar and Lucinda)

★★★★★★★ (★は10点満点)
恋愛映画ということで、話題作やアカデミー賞などをとったもの以外はあまり縁がない。嫌いではないが、
どちらかというと、アクション、やサスペンス、ドキュメンタリーなどの方が優先度が高いので。ただ、恋愛モノも見るとどの作品もわりと楽しめる。
本作は、レイフ・ファインズとケイト・ブランシェットと芸達者な美男美女が出ているため、期待以上に面白かった。
以上。

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「カサンドラ・クロス」(The Cassandra Crossing)

★★★★★★★★ (★は10点満点)
最近に感染しているゲリラが列車をのっとった、という話し。発想が面白い。古い映画でCGなども今ほどすごくないのだが、迫力があった。アカデミー賞とかそういうのとは無縁なんだろうが、こういう映画は面白くて好きだ。
マーフィーの法則。「主人公は伝染病に感染しない」(「主人公は銃弾に当たらない」というのもあるか・・・)。

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2006年12月17日 (日)

「ダ・ヴィンチ・コード」 (The Da Vinci Code)

★★★★★★★★ (★は10点満点)
映画館で見たのだが、DVDで、もう一度見た。難しいストーリーで、あまり映画向けではないと思った。
キリスト教に馴染みもないので。
それでも、これだけみせることができるのは、監督と俳優の力量によるものだろう。
しかし、ジャン・レノ演じる警部の役割がよくわからなかった。

2006年12月16日 (土)

「汚名」 (Notorious)

★★★★★★★★ (★は10点満点)
ヒッチコック作品。ヒッチコックの映画でよく見る顔のケーリー・グラント主演。イングリッド・バーグマンが主演女優。前にも書いたが、ヒッチコック映画には、スパイものがよく似合う。序盤で、酔っ払ったイングリッド・バーグマンがクルマを暴走するのだが、助手席で、ケーリー・グラントが落ち着き払って、乗っている。飲酒運転&スピード違反で警察に捕まっても、顔パスでクリアしてしまう。やはり、スパイは格好がいい。

「シャイン」 (Shine)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)
面白い映画だった。これで3回目なのだが、見れば見るほど楽しめる。最初見たときは、正直言って、頑固親父の嫌なところが頭に残り、あまりいい印象はなかったのだが、あの親父がいたから、あそこまでのピアニストになれたというのも、事実だろう。もし、アメリカに留学していたら、偉大な音楽家は一人誕生していたかもしれないが、偉大な映画は、一本減っていたことになる。。。


「ホテル・ルワンダ」 (Hotel Rwanda)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)
1990年代後半にこのような事件があったのは知らなかった。ルワンダという地名は何度か聞いたことがあったが。日本のマスコミは、こういうのを取り上げる責任もあるのだろうが、今のマスコミにそれを期待してはいけないのだろう。むしろ、視聴率のとれるものや、特定の関係者の提灯記事を書くものだと、最初から思っていた方が、賢明だろう。

客観的に遠い国の出来事として捉えることができる分、近隣の民族間で争う馬鹿らしさも際立って見える。もっと、協力して国力をあげる方が大事だと思うのだが、無論、当事者にとっては難しいのだろう。

真面目な史実を扱った映画だが、見やすいものだった。事実でない部分もあるのかもしれないが、とおいアフリカの出来事を認識できたので、意義深い映画だった。

2006年11月27日 (月)

「グッドナイト&グッドラック」 (Good Night, and Good Luck.)

★★★★★★★★ (★は10点満点)
ジョージ・クルーニー監督作品。出だしが少し、複雑ですんなり入っていけなかったが、途中からは、人間関係もわかりだし、楽しめた。白黒で、93分と短い映画。映画は2時間前後の作品が多いのだが、なぜなんだろうか?たぶん興行上の理由とは思う。93分と短い時間内で、すっきりと硬派の内容をまとめた力量は評価できる。アメリカ人の名前などをよく理解できなかった部分があったが、自分がアメリカ人ならば、ジョークなども理解でき、もっと楽しめたのだろう。BOXセットのDVDを買ったが、特典DISKや別冊の新書のようなものが入っていた。今度近いうちに読みたい。最近、DVDを買っても、一度見ればいいや、というものは売りに出している。本作は、とっておきたいと思わせる作品だった。

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「7月4日に生まれて」 (Born on the 4th of July)

★★★★★ (★は10点満点)
オリバー・ストーン監督のベトナム戦争関連映画。ベトナム戦争のバトルの様子よりも、戦争により下半身を麻痺してしまった青年のその後に焦点を与えている。
感想は、少し見ていて、退屈した。おおむね、そういう感想が多いようだ。戦火で誤って味方を殺してしまったことを悔いているのをサブテーマにしているようなのだが、少しわかりにくい。人のことよりも自分のことのほうが切実だと思うし、実際そのような描かれ方になっているのだが、最後にはその兵士の家族に会いに行き懺悔している。今回のイラクもそうなのだが、一部の米国の支配層が火をつけ調子がいいときには、民衆も関心をもつ。で、実際は無関心。歴史は繰り返している。

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2006年11月19日 (日)

「逃亡者」 (The Fugitive)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)
大昔に一度見たきり。久しぶりに見てとても面白かった。見ていてスリリングだ。ハリソン・フォードもトミー・リー・ジョーンズもよい。なんと、ジュリアン・ムーアも出ていたことに気付いた。トミー・リー・ジョーンズは、FBI捜査官はハマリ役だ。「ザ・クライアント」で演じた刑事とそっくりな感じだったように思った。
もともと、本作はアメリカのTVドラマの映画化だったと思う。ドラマの方は見たことはないが・・・。本作のように犯人が比較的身近な場合、映画の前半で普段の付き合い方や人物像を描かれないと、意外性のようなものが薄れるように思った。TVドラマでじっくり描けたら、もっとよいのだろう。また、市警はもっとちゃんと調査しろよ、という気もする。

「ゴッドファーザーⅡ」 (The GodfatherⅡ)

★★★★★★★★★(★は10点満点)
先週の「ゴッドファーザー」に続き、2も見た。アカデミー賞などの受賞では、「2」の方が評判がよかったように思うが、個人的には「1」の方が面白かった。
「1」がかなりのできばえで、これより面白いものをどうつくるんだろう?と疑問に思った。
初代ゴッドファーザーのビトの青年時代にさかのぼるという発想がすごくよい。
ロバート・デニーロならば、マーロン・ブロンドに負けない役者であり、適任だった。
このロバート・デニーロがのし上がっていく場面と、2代目ゴッドファーザーのマイケル、アル・パチーノの場面が交互に出てくる。デニーロの方は、のし上がっていくため、見ていて痛快だが、パチーノの方は、2代目の苦悩が描かれているため、少し見ていて暗い気持ちになってしまった。
作品のできはいいのだが、ゴッド・ファーザーはやはりイタリアから移民してきたビトの物語なんだなと思った。

2006年11月13日 (月)

「ナイロビの蜂」 (The Constant Gardener)

★★★★★★ (★は10点満点)

レイチェル・ワイズはきれい。演技もよいので、アカデミーに値するだろう。レイフ・ファインズも好感度のもてる外交官をよく演じていると思う。
映画の内容が少しわかりにくいというか、感情移入しづらかった。
薬害問題というと、「エリン・ブロコビッチ」があるが、あっちの方がコミカルで、ストレートでわかりやすい。
イギリスの大手製薬会社の薬物実験に政府が加担する。一女性がそれを暴こうとするが殺されてしまう。結局、記者会見で、暴露してしまい、それで暴かれる。最初から、記者会見などで、暴いてしまえばそれで終わり、という単純なものでもないのかな?途中で眠くなったので、洞察が足りないのかもしれないが・・・。
この映画をみたあと、「ゴッドファーザー」で3時間眠くならずにひきつけられた。決してつまらない映画とは思わなかったが、途中で退屈したので、少し間延びしたというか、なにか足りなかったのだろう。

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「ゴッドファーザー」 (The Godfather)

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

この映画を見たのは3回目。レベルの高い映画だ。3時間まったく飽きなかった。
映像がきれい。俳優がいい。脚本もよい。
映像は、特に結婚式のシーンがきれいだった。アメリカの結婚式、シチリアの式、どちらも。
アメリカの式では、音楽やダンスなどイタリア移民の様子も楽しげで華やかだった。その裏で、ドンに陳情が行われていたが、そのコントラストも見事だ。
俳優は、マーロン・ブランド、ロバート・デニーロはもちろんよい。しかし、脇役のロバート・デュバル、ダイアン・キートンもよかった。ロバート・デュバルは、血のつながりはないが、弁護士として一族の仕事を取り仕切る。その仕事振りと一族からの信頼が印象ぶかい。マイケルからいったんははずされかけるが、結局は大いに信頼されていたよう。あれは、策略だったのだろうか?あそこがちょっとわかりにくかった。
DVDでは、コッポラ監督の解説もある。途中までみたが興味深かった。しかし、時間がなく1時間経過時点で中断したので、続きも速く見たい。
逆説的ないいかただが、この映画の一番すごいのは、これだけ見事な完成度でありながら、これを上回るとされる続編ができたことではないか?

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2006年11月 4日 (土)

「ユージュアル・サスペクト」 (Usual Suspect)

★★★★★★★ (★は10点満点)

この映画は面白い。まだ見ていない人がいれば、強くオススメできる。ケビン・スペーシー、ベニチオ・デル・トロなど、その後、アカデミー賞を取った実力派俳優がでている。

しかし、この映画を見たのは3回目だが、最初に見たときに衝撃を受けたが、2回目、3回目は、それほど感銘を受けなかった。結構、「凝った」つくりの映画なので、普通こういう映画は、何回か見ると味が出ると思うのだが、なぜだろう?結果をわかって見てしまうと、あらが目立ってしまうように思った。意外性がすべてなのかな、という気もする。あと、結局架空の話なのだが、話も結構わかりにくい。

まあ、けど雰囲気はでているいい映画なのは間違いない。

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「コン・エアー」 (Con Air)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

ニコラス・ケイジ主演。ジェリー・ブラッカイマー製作作品。こういうアクション映画は過小評価される傾向にあるように思うが、個人的にはこういう映画は好きだ。

ニコラス・ケイジのほかに、ジョン・キューザック、ジョン・マルコビッチも出ており、結構豪華な俳優が出ている。いくらなんでも、あんなに極悪人を一緒に護送するな、という疑問はあるものの、ニコラス・ケイジが極悪人に立ち向かうのを素直に楽しんだ。「エデンの東」のようにズシリとくるものはなかったが・・・。

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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 (Once Upon a Time in America)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

長い映画(229分)だったが、面白かった。最近仕事が忙しく疲れ気味で、映画中に眠くなることが多いのだが、まったく眠くならずに集中できたので、かなり面白い映画だったと思う。10点でもよいのだが、話のあらすじ自体は少し薄いような気がしたので。その分、情景はきれいに描かれていたと思う。

禁酒法を時代背景として、ギャングの子供時代から老齢までの一代叙事詩。ロバート・デニーロってこういう映画にはまるんだな、と改めて認識した。もう一度、「ゴッド・ファーザー」が見たくなった。若き日のジェニファー・コネリーも出ていた。ジェニファー・コネリーは、最高の美人の一人だと思うのだが、同意する人は多いのだろうか?少女時代のデボラを演じ、大人時代は別の女優さんに代わってしまったが・・・。3連休ということで長い映画にチャレンジしたが、見てよかった。

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「シックス・センス」 (Six Sense)

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

この映画は好きだ。5.1chのDVDシステムを購入したときにDVDが発売されたばかりで、一番最初に買ったソフト。最初見たときは驚いて、連続してもう一回見た。今回3回目。種がわかっていても、よくできたいい映画だと思う。

ブルース・ウィルスとオズメント少年の演技が○。映画の色調もいい。個人的には、母親に毒を盛られた少女のエピソード(葬儀で赤い服を着た母親のイメージ)やその後の車の中での祖母からの伝言を伝えるシーンが好きだった。

現実離れという意味で、レストランで元妻に無視されているシーン。当然ウェイトレスにも無視され、水も持ってきていないし、注文も取りに来ないのだから気付けよ・・・等、突っ込みどころは多く、アンチも多い作品だと思う。少年の視点から見れる人にとってはあまり気にならないのかもしれない、と個人的には思う。

残念な点。監督のその後の作品。オズメント少年のその後(この間飲酒運転でつかまったとか・・・)。

「ソウ」 (Saw)

★★★★★★★ (★は10点満点)

「DVDデータ」という雑誌を見ていたら、この映画の評判がよかったので、購入して見てみた。結果は、まあまあだったけど、ちょっと粗さ(監督or脚本家の力量不足)が目立ち、甘めにして7点。

”売り”はどんでん返しらしい。しかし、意外な犯人というにはもう少し、登場時間が欲しい。監禁されている二人を除いて、描写が甘い。もっと病院のシーンを描けなかったものか。また、まったくピクリともしないで10時間近く寝ていられるのか?映画はデフォルメしているので、現実離れしていることがあるのは許せるのだが、この映画のこのポイントはもっと重視しないと駄目じゃないのかな。なんとなく、昔見た「ボーン・コレクター」を思い出した。

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「マーニー」 (Marnie)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコック映画。なんとなく、あまり面白くないようなイメージがあり、今まで見ることがなかった。今回はじめてみたが、期待以上に面白かった。

主演女優のティッピ・ヘドレンは「鳥」の主人公。主演男優は、ショーン・コネリー。ティッペ・ヘドレン演じるマーニーは真面目な事務員を装い、お金の持ち逃げを繰り返す常習犯。早々と、ショーン・コネリー演じるマークにばれてしまう。しかし、マークはマーニーを愛してしまい、結婚してしまう。結婚生活の中で、マーニーの異常な性癖、赤色に対する恐怖、母親との関係などとそれらに対する深層心理が明らかになる。主役の二人の演技と深層心理の描き方がよかったと思う。合格点。

「レント」 (Rent)

★★★★★★ (★は10点満点)

ミュージカル映画。「プロデューサーズ」よりは個人的にはよかったと思う。登場人物が多彩であったことや、ミュージックがよかったことによるものだと思う。

だけど、あまり設定が理解できない。夢を追い求め家賃も払えない若きアーティストたち。日本人ならば、家賃も払えないような夢は追ってはいけないというのが常識だと思わないだろうか。家主が他人であるならば、単なる甘え、というか契約違反で追い出されても当たり前だろう。仕事を選ばなければ普通に生活はできるのだと思う。もし夢を追いたければ、身内にお金を借りて、家賃くらい払えばいい。

まあ、あまりミュージカルは難しいことは考えないほうがよいのだろう。

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2006年10月 8日 (日)

「プロデューサーズ」 (The Producers)

★★★★★ (★は10点満点)

トニー賞史上最多部門受賞のブロード・ウェイ・ミュージカルの映画化。しかし、映画としては、「シカゴ」の方がはるかに上だった。

ミュージカルの映画は、話の展開が遅い。ストーリーを楽しむのではなく、歌を楽しむくらいに思うのが丁度よいように思う。「シカゴ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の映画との違いは、登場人物(役者)の魅力、歌がなじみのあったことなのかな?と思う。

しかし、生でミュージカルを見ると、すばらしいのだろう。

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「エデンの東」 (East of Eden)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ジェームス・ディーンのコレクションボックスというのを購入した。まずは、本作品をみた。

基本的に、映画は見ていて面白いのが好きで、あまり教訓めいたものや芸術的なものは好きでない。ヒッチコックは、アカデミー賞などをあまり意識せず、見ていて面白い映画を作る職人であったという点で好きな監督だ。スピルバーグも少し芸術的・アカデミーねらいなところはあるかもしれないが、好きな監督だ。

この映画は少し寓話めいたところもあるが全体としては、面白かった。脚本と役者の力量によるものだろう。寓話めいているというのは、ストーリーの根底に、父と子の葛藤、善人の父・兄と悪人の母・弟と中間の兄の恋人との係わり合いがあることによる。また、兄があまりに真面目すぎるため、兄の恋人が自由奔放な弟に心を移していき、それにより兄が弟に嫉妬してしまい、兄弟の仲も引き裂かれてしまう。兄もストーリー前半のいい人ぶりでは弟のやんちゃなところを受け入れる度量の広さがあると思ったが、次第に嫉妬により子供っぽくなってしまう。人間のもつ嫉妬という性から逃れられない様子も描かれている。このように、なんとなく哲学的に奥深いものであり、考えさせられる映画だった。

「鳥」 (The Birds)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコック作品。以前見たことがあったが、鳥の襲撃シーンだけが印象に残っていた。こんなストーリーだったのか、と再確認した。

あまりホラー映画をみていても怖いと思わないが、この映画は見ていて怖いと思った。CGなしでここまでできるのかと驚いた。襲撃シーンでは、1羽の鳥のアップシーンが途中出てきたと思うが、1羽では何もできないかわいいカモメ?なのだが、集団になると怖い。手加減なく突っついてくるし。

満点ではないが、ヒッチコックの最高傑作の一つであることは否定しない。

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2006年9月24日 (日)

Vフォー・ヴェンデッタ (V for Vendetta)

★★★★★★★ (★は10点満点)

実は、この映画、アメリカの映画館で見た。LAのアイ・マックス・シアターというところで、同じ建物の中に映画館がいくつかあるうち、巨大なスクリーンの映画館が一つだけある。この映画はそこで見た。すごい迫力で、ある意味、ナタリー・ポートマンをあのスクリーンで見れただけでも満足だった。肝心の映画の内容は、もちろん字幕などなく(たとえ英語の字幕でもあるとかなり助かる)、この映画は理解するのが難しかった。そういうこともあり、巨大なナタリー・ポートマンが見れたことが収穫だった。名誉のためにいうと、同じ映画館で「ポセイドン」をみた。これは豪華客船が沈没するアドベンチャーもので、大きなスクリーンでみるとかなりの迫力があった。ストーリーもシンプルだったため、もちろん完全ではないが、理解はできたように思う。

で、今回、日本で本作品のDVDを買い、日本語の字幕付で見た。こういうストーリーだったのかと納得した。もともとアニメを元にしたということで、話の内容は突飛であったので、あまり細かいことは気にせず、純粋に楽しめた。ただ、政府が情報操作しているのに、最後あんなに民衆がVの仮面をつけて集まるのかなという気もしたが、細かいことは気にしてはいけないのだろう。

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ファミリー・プロット (Family Plot)

★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコック最後の作品。話の展開は、2つのストーリーが並行的に進んでいき、途中でぶつかり合うという、凝ったつくり。冒頭のシーンが少し冗長に感じられ、話にうまく入り込めなかったように思う。

よくヒッチコック作品のよい点として、風景がよいと言うことをあげてきたが、このシーンはわざと舞台となるシーンを特定できないようにしているとのことだった。この点もマイナスに働いたのかもしれない。

よい点としては、ブレーキの壊れた車で坂道を下っていくシーン。このシーンは迫力があった。あとでDVDの特典映像を見て知ったが、観客がハラハラするように、運転手からの視点を重視し、車の外観を写さないようにしたとのこと。運転者から見た、坂道を暴走する様子と、必死に車を制御する運転者の緊迫した顔を交互に写していることにより、あの迫力を出したとこと。恐るべしヒッチコックである。

フレンジー (Frenzy)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコックのラストから2作品目の作品。正直いって、あまり期待していなかったが、期待以上に面白かった。

ヒッチコックの作品として、スパイものが好きだと以前書いたが、冤罪ものも好きな分野だ。突然事件に巻き込まれ、理不尽な目にあい、見ている側もハラハラとさせられながらも、最後は真犯人に罰があたるハッピーエンドというパターンは、ヒッチコックの作風と相性がいいのだろう。

印象に残ったシーンは2つ。一つは、警部と奥さんの食卓を囲むやり取りのシーン。事件について、鋭いコメントを発しつつも、まずい料理に全然気づかない警部夫人のコミカルさがよい。もう一つは、主人公の元夫人が事務所で殺され、秘書が発見されるシーン。秘書がオフィスに入っていき、殺された夫人を発見するであろうシーン。映像は、秘書が事務所に入ったシーンのままであるが、見ている側は、きっと秘書は見つけたら、叫び声をあげるだろうと思っている。けど、なかなか叫び声は聞こえず少しじらされる。で、結局、お約束どおりの叫び声。ヒッチコックらしいシーンだと思う。

ザ・エージェント (Jerry Maguire)

★★★★★★★ (★は10点満点)

普通、洋画の題名は、原題の方がいいと思うが、この映画の場合は、邦題の方がよい。あと、マット・デイモン主演の「リプリー」という映画も、"The Talented Mr. Ripley"とちょっとくどい。

「ザ・エージェント」と同じでトム・クルーズ主演だが、ちょっとこの映画の演技は軽いような気がした。あと、レニー・ゼルウィガーが出ていたのにはびっくりした。一度見たことがあるが、まったく記憶に残っていなかった。「ブリジット・ジョーンズの日記」でブレークするまでは知らなかったのだが、今見ると、あのコミカルな感じの演技はこの頃からも健在だった。

スポーツ選手の年棒の高騰には否定的な考えを持っている。短い選手寿命を持つ選手のため、といいつつ、恩恵を預かるのはごく一部の選手だけ、このようなエージェントや広告会社が恩恵を受けている。

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Always 三丁目の夕日

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

日本のアカデミー賞を独占したということで、期待してみたが、期待どおりのいい映画だった。

まず、何よりも昭和30年代の雰囲気がよく出ていた。

俳優陣もよかった。最近あまり日本の映画・ドラマは見なかったこともあり、小雪を実は名前だけしか知らなかったが、キャンディーズの田中スーみたいだった。お母さん役の薬師丸ひろ子もエンドクレジットまで、本人だと気づかなかった。あと、ドクター役も三浦友和だったのか。時の流れを実感した。

青森からの集団就職の女の子が方言を使っていた。最近、あまり東北弁というのを聞かなくなったように思う。テレビの影響が大きいのだろう。あと、東北新幹線などもでき、距離的・文化的に距離がなくなってきているのだなぁ。

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2006年9月20日 (水)

「ハーレムのヴァイオリン教室」 (Small Wonders)

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

5年位前に「ミュージック・オブ・ハート」を見て、気に入ったときに、買ったままであった。今回、もう一度「ミュージック・オブ・ハート」を見返した後にようやく見た。結果は、見てよかった。

本作は、「ミュージック・オブ・ハート」の実話のドキュメンタリー。映画を見た後、実際のドキュメンタリーを見たのだが、映画とそっくり(というか、映画がそっくり、というのが正解か)。俳優の演技もうまかったのだと納得。

映画では気づかなかったが、コンサートには五嶋みどりさんも出ていた。あの舞台に立てるのはうらやましい。ヴァイオリンの才能、米国での活躍という意味で。いろいろ犠牲にしたものも大きかったのかもしれないが。

ニューヨークの最下層の人たちは、食うのも困る状況かもしれない。そんな中で、ヴァイオリンに打ち込むのは、大変なことも多いと思う。親や先生たちのサポートの賜物だ。

77分という短いものの中身が詰まった秀作、と思う。

ミュージック・オブ・ハート (Music of the Heart)

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

今回見たのは2回目。やはりいい映画だった。

いまやスパルタ式など死語となってしまったが、ある程度才能を伸ばすには必要だろう。

よく知らない方ばっかりだが、本物のコンサートにもこの映画にも著名なバイオリニストが出演したのはすごい粋なはからいだ。あとで知ったが、実際のコンサートには五嶋みどりさんも出ていたそうだ。同じ世代だが、あの舞台に立っていたとは、恐るべし。

最初のほうで、生徒がやかましくなかなか指導が、うまくいかなかったとき。小さな女の子が一生懸命練習していたシーンがよかった。友達の口癖だが、子供は純粋なんだなと納得しました。

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2006年9月14日 (木)

オリエント急行殺人事件 (Murder on the Orient Express)

★★★★★★★ (★は10点満点)

今をさかのぼること20年前くらいの中学生時代、推理小説が好きだった。そのきっかけとなったのが、この作品。見事に謎を解くエルキュール・ポワロは好きな探偵の一人だった。

当時は、主人の敵をとるために集結した人々、人情あふれる解決策を示したポワロに感動した。当時はやった(少し後かも)必殺仕事人に通じるものがあったように思う。

しかし、社会人となって早10年ちょっと、敵討ちとはいえ、人を殺してなんの報いも受けずにいいものか、という感想も正直思った。

以前映画もTVで見たと思ったがあまり印象に残っていなかった。今回、見て思ったのだが、誘拐犯である被害者を、人相も含めて、もう少し、悪く描いてくれると少し違った感想になったかもしれない。まあ、推理小説の映画化は難しいのかもしれない。

オリエント急行、いつかは乗ってみたい。

最後に、イングリッド・バーグマン、本作でアカデミー助演女優賞を獲得している。演技は確かにすばらしいと思うが、いかんせん、出演時間が短いと思う。とても効率のいい受賞。ネームバリューの力か?同じ助演女優賞でも「シカゴ」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズはほぼ主役でもあり、なんとなく不公平?

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2006年9月10日 (日)

めまい (Vertigo)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコック作品。評判はよく、実際面白いと思う。

珍しくサンフランシスコを舞台とした映画(他は、すぐに思い浮かぶのは、「アルカトロズからの脱出」か)。5月にサンフランシスコに行き、ゴールデン・ゲート・ブリッジやプレシディオ公園をぶらぶらしたため、懐かしかった。

話の展開や役者の演技は文句なしによいと思う。しかし、前半、長廻しをするところがやや冗長に感じた。夜眠い状況で見ていたので、少しうとうとしてしまった。ある意味、ヒッチコック映画のよさの一つは、芸術的だが無駄なシーン・カットを排除し、プロットそのものの面白さを追求していることにあると自分は思っている。

あと、アンチ・ヒッチの人からは、もっとうまく尾行しろよ、という突っ込みもあるかもしれない。夜、たまたま帰る方向が一緒で女の人の後ろを歩いていると、突然、ストーカーか何かと間違えられ、あるいは、警戒され、突然走り出され、「違うよ」と心の中で思った経験を持つ人も多いはずだ。ずっと後ろをついているのは不自然のように思う。

とはいえ、特に中盤から後半にかけては、意外な話の展開に引き込まれた。

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2006年9月 3日 (日)

トラトラトラ! (TORA! TORA! TORA!)

★★★★★ (★は10点満点)

第二次世界大戦、真珠湾攻撃を題材とした映画。非常に硬派のつくりで、後の「パール・ハーバー」と比較して、実在の話をベースに、日本の描写もあまり突飛なものでなく、ツウの映画好きな方たちからは高く評価されている。「みんなのシネマレビュー」というサイト(リンクは張らないが、Google等で簡単に探せるはず)でも、10点満点中8点の評価を得ている。詳細はわからないが、日本の監督・俳優陣も参加しており、これにより、アメリカ側からの一方的な描写は避けるようにしているのだと思う。

個人的に、歴史好きであるが、今、昭和史には特に興味がある。軍部主導でなぜ無謀な戦争に突入したか、だれかストップをかけることができなかったのか、等に興味がある。この映画では、軍人の描写としては、良識のある軍人像を描いており、好意的なものだったと思う。軍人の考え方・行動というのは、軍人社会の中においては、あまり違和感がないのだろうか?一般人との対比において、危険な任務をして皆を守っているという優越感、特権意識というものが現れるのかもしれない。

で、この映画の感想だが、戦闘シーン等はかなり迫力があるのだが、少し、冗長に感じてしまい、今の映画を見慣れているものとしては、テンポが悪いように思った。これは、個人的な感想なので、長回しのシーンなどが好きな人にとっては、気にならないと思う。

トラトラトラ! DVD トラトラトラ!

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2005/07/07
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引き裂かれたカーテン (Torn Curtain)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

「ヒッチコックを読む」(フィルムアート社)という解説本によると、この作品は失敗作とのことだ。主人公の行動や動機に無理があるとのことだ。

しかし、個人的には、この作品は面白かったと思う。ヒッチコックの作品全てが面白いとは思わない。しかし、”スパイもの”については、はずれがないように思う。本作もスパイものの一つである。

007しかり、ミッション・インポッシブルしかり、スパイものに厳密なロジックを求めるのもどうかという気がする。スパイというものは実在するのでしょうが(少なくとも過去においては)、本人や関連組織以外の人にはそもそも謎である。そもそも、カタギの人から見たら荒唐無稽の存在だといえると思う。映画の中でも、破天荒に行動し、最後にはハッピー・エンドでいいと思う。

そう思ってこの作品を見ると、十分楽しめると思う。国際社会を舞台としているため、景色もきれいだ。

一つ難をいうと、ジュリー・アンドリュースである。「サウンド・オブ・ミュージック」を見て、彼女は、演技力があり、明るい感じがあり、好きな女優さんの一人なのだが、ヒッチコックの作品には向いていないと思う。この点は、上述の解説書の中でも、ヒッチコック自身も同様の感想を持っていたとのこと。彼女のイメージは、天真爛漫というか、そういうイメージ。ヒッチコック作品というのは少し技巧的な職人的なイメージ。ちょっとあわないと思う。

Book ヒッチコックを読む―やっぱりサスペンスの神様

販売元:フィルムアート社
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2006年8月27日 (日)

「北北西に進路を取れ」 (North by North)

★★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコックの代表作品の一つ。見たのは、3回目くらい。初めての「10個星」。今回改めてみたがやはりよい。

ちなみに私の「10個星」作品は、「羊たちの沈黙」、「ゴッド・ファーザー」、「ショーシャンクの空に」、「フォレスト・ガンプ」、「ニューシネマパラダイス」、「俺たちに明日はない」。これらは賛同いただける方も多いと思う。このほか、「ジャッカルの日」、「コヨーテ・アグリー」、「海の上のピアニスト」、「シックス・センス」、「LAコンフィデンシャル」、「アンドリューNDR114」などなど。あと、007シリーズとセットで「オースティン・パワーズ」も好きです。

「北北西に進路を取れ」だが、題名がちと長いので、「ノース・バイ・ノース」でよかったのではないか。基本的に、邦題はあまり日本人が創作せず、そのまま英語のタイトルを使えばよいと思う。聞いた話だが、「フォレスト・ガンプ 一期一会」も英語のタイトルは「フォレスト・ガンプ」。あの淀川先生が、余計なもの(「一期一会」)は付けるな、と怒ったとか。

それはさておき、この映画、ヒッチコック映画の醍醐味である「つかみ(人違い等により突然身に覚えのない事件に巻き込まれる)」、「美女(女優のエバ・マリー・セイントはイングリッド・バーグマンやグレース・ケリーほど日本では有名でないがきれい)」、「きれいな景色・名所(Mt.ラシュモア)」が揃っている。

このプログは、自分が見た映画など、どれくらいになるのかを記録するのが主目的ですが、他の人が、面白い映画を探す一助になればよいという気持ちもあります。この作品が好きな人は、かなり私と好みが似ていると思います。

アメリカは、西と東は旅行する機会があったが、それ以外のところはなかなか行く機会がない。この映画を見て、ラシュモア山にはいつか行って見たいと思った。ちなみにラシュモア山は、四人の有名な大統領の顔が彫刻されていることで有名。

あと、下のDVDのジャケットの写真にもなっているが、飛行機のシーンもよかった。

北北西に進路を取れ DVD 北北西に進路を取れ

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/04/14
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「ミュンヘン」 (Munich)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

スチーブン・スピルバーグ監督作品。

実は、この映画、アメリカで映画館で見たのだが、内容がわからず理解するのが難しかった。せめた英語の字幕でもあればよかったんだけど。あと、アメリカでは、題名は「ミュニック」と呼ばれていた。アメリカは、地名など自分流の呼び名が多い。現地流に呼べよ!と思うのだが、余計なお世話か。

アメリカで、この映画を見る前に予習として、"21 Hours at Munich"という映画のDVDを見た(英語の字幕ありで)。たまたま、向こうの電気屋さんで見つけたものだ。こっちのほうは、ミュンヘンオリンピックの事件に焦点を当てたドキュメンタリータッチの映画で、事件を生で知らない自分にとってはかなり刺激的だった。興味がある人にはお勧めしたい。Amazon(co.jpか.comのどちらか)で入手できるはず。

「ミュンヘン」の方は、事件後のモサドによる復讐に焦点が当てられている。今回、日本語の字幕ありで見たわけだが、大分、ストーリーがわかった。ただ、最初見た後すっかり記憶から落ちていたが、印象に残るシーンについては、結構覚えていた。

ユダヤ側からかなり抗議があったときいたことがあるが、あまり中東情勢の知識がない自分からしてみたら、ニュートラルな立場から、淡々と描いていたように思う。むしろ、ユダヤ寄りといった方が妥当かもしれない。

ひとつわからなかったのは、アテネで、ILOのメンバーたちとたまたま一緒のアジトにとまることになったが、その辺の事情(フランス人の情報提供者が仕組んだのか?)や彼らの関係など今ひとつ理解できなかった。

むずかしいテーマだが、いい加減な作品ではなく、鑑賞にあたいするものだと実感した。

この映画を見た後に、ウィキペディアで関連情報を見て知ったのだが、オリンピックの際に、日本選手団が、事件があったにも関わらず、オリンピックの再開を無邪気に喜んだり、追悼式にジャージで参加したことなどについて、批判を浴びたと記載されていた。映画を見るだけでは不十分かもしれないが、こういう国際感覚(常識というべきか)も身につけなければいけないと思う。

ミュンヘン スペシャル・エディション DVD ミュンヘン スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2006/08/18
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テロリスト・黒い九月 ミュンヘン DVD テロリスト・黒い九月 ミュンヘン

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発売日:2006/07/26
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「舞台恐怖症」 (Stage Fright)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコック作品。ヒッチコック自身は、あまり好きではないとのこと。回想シーンに事実と違うことがアンフェアと考えたようだ。しかし、展開には、それほど無理はなく、個人的には面白い作品だと思う。事実とは違う空想シーンが描かれているという意味では、この間見た「マルホランドドライブ」を髣髴とさせた。ただ、「マルホランドドライブ」の方が、ずっと複雑だし、奥は深い。逆に言うとわかりにくいということだが。

この作品は、登場人物に味があると思う。最初は、好意をもつ殺人容疑者を匿ったが、徐々に、違和感を覚えていく、イヴを演じるジェイン・ワイマン。そして、好感度の高いスミス警部に徐々に心を移していく。イヴの父を演じる役者もよい味を出している。

見ていた素朴な疑問だが、何でスミス警部はあんなに暇があるんだろか。それ以外の部分は、あまり突飛な設定もなく、よかったと思う。

舞台恐怖症 特別版 DVD 舞台恐怖症 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/04/14
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2006年8月22日 (火)

ザ・ファーム -法律事務所- (The Firm)

★★★★★★★ (★は10点満点)

ジョン・グリシャム作品。少しストーリー的に難しかったように思うが、十分面白かった。この作品を見た後に、同じトム・クルーズ主演の「ア・フュー・グッドメン」を見たが、そっちの方が正直言って面白かった。一つは、俳優陣の差。ジャック・ニコルソンに対して、こっちのサポート・アクターはジーン・ハックマン。中途半端にいい悪人だったせいか、少し影が薄かったように思う。彼もOne of 悪人ということもあると思うが。女優は、デミー・ムーアに対して、ジーン・トリプルホーンという人。若手の有望な弁護士の妻として、最初は前途有望なのだが、だんだん・・・、という心境なのだと思うが、今ひとつ、喜んでいるのか怒っているのかわかりにくかった。あとは、悪事が目で見えにくかったのが、わかりにくい作品になった理由の一つとも思う。古参の弁護士がどんな不正をやったのか、いまいち映画ではわかりにくかった。原作を読むと違うんだろうが・・・。けど、全体的には、いい作品だと思う。上映時間155分だが、あと30分短ければ尚良し。

ザ・ファーム 法律事務所 DVD ザ・ファーム 法律事務所

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/04/21
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2006年8月21日 (月)

間違えられた男 (The Wrong Man)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

この作品は、ヒッチコックの作品の中でも異色だ。実話をもとにしたドキュメンタリータッチの作品で、ヒッチコックの持ち味のひとつであるコメディ・シニカルの色が排除されている。このため、ヒッチコックもこの作品にはエキストラとしては登場していない。見た人の評価も好きか嫌いか、はっきりわかれるようだ。

自分は、好き派だ。ある日突然、顔が似ているからという理由で強盗に間違えられたらというテーマなのだが、もし、自分が同じ状況だったら、、と考えながら見て、引き込まれてしまった。証人も悪気はないのだが、無責任な人ばかり。あやふやな記憶で自信満々に証言してしまう。

結局最後は、神風が吹き(誰かの努力というのではなく)、主人公は助けられる。あまり、どんでん返しの醍醐味はなかったが、主人公と自分を重ね合わせて見てしまうという意味で、よくできていたと思う。

主役は、名作「十二人の怒れる男」で冤罪の男を救ったヘンリー・フォンダ。

間違えられた男 特別版 DVD 間違えられた男 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/04/14
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2006年8月20日 (日)

ア・フュー・グッドメン (A Few Good Men)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

面白かった。何をさておき、キャストが豪華だ。主役の若い弁護士にトム・クルーズ。敵役の海軍の大物大佐にジャック・ニコルソン。検察官に、ケビン・ベーコン。トム・クルーズのお目付け役にデミー・ムーア。ジャック・ニコルソンの部下に、「24」でブレークしたキーファー・サザーランドも出てる。あと、気づかなかったのだが、「ER」のカーターことノア・ワイリーも出ていたとのこと。

感想は、法廷劇としては、面白い。ただ、軍隊というところは、不思議なところだ。そこに独自のルール、つながりがあり、特殊な空間が生まれてしまう。キングが生まれたり、排除される人が出たり。外に対しては、生死をかけて国民のために働いているから、素人がグダグダ言うな、兵隊さんに感謝しろと。いつか、どこかで聞いたことがあるような話だ(厳密にいうと、その頃生まれていなかったので、噂レベルで聞いただけだが)。

軍人を裁くのに、裁判官も、弁護士も検察も陪審員も軍人あるいは元軍人のようだが(この点は事実認識に自信がない)、これで公正に裁けるのだろうか。たまに、日本で在日米国軍人が犯罪を犯したときに向こうの基準で裁いている。その結果も踏まえて考えると、そもそも公正に審判を下すという発想がないのかもしれない。

陪審員制についても、こういう映画やO・J・シンプソンの事件などを見ると、いい仕組みなのか疑問を感じる。この映画の陪審員の判断については、特に問題ないが、裁判の過程で、事実よりもプレゼンが重視されているのは大いに感じた。

今回はスーパービット版のDVDを見たが、やはり迫力・画像のよさは感じて、満足。

ア・フュー・グッドメン [SUPERBIT(TM)] DVD ア・フュー・グッドメン [SUPERBIT(TM)]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2003/04/23
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2006年8月15日 (火)

見知らぬ乗客 (Strangers on a Train)

★★★★★★★ (★は10点満点)

10年くらい前に一度見たことがある。初めて見たときは、かなり面白いと思った記憶がある。今回見直してみると、面白さは変わらないが、ややアラが目立ったように感じた。

たとえば、遊園地内でブルーノが殺人するとき、ちょっと目立ちすぎだろ、と突っ込みたくなった。また、殺人現場は、ボートを乗っていった小島のようなところだったと思うが、そんなにボートに乗っている人がいないから覚えられやすいし、逃げにくいし。まあ、実際・・・・・。

ただし、発送の着眼点がよく、話の展開に引き込まれてしまう。2回目だというものの、あまり記憶に残っていないのが幸いだ。交換殺人を勝手に持ちけられ、一方的に実行されるようなことがあったら、主人公のように動機がある状況ならば、非常に恐ろしい状況だと思う。このようなシナリオを考え出したのはエライと思う。

ただし、主人公からみた場合、怖いのは、ブルーノが自分の犯罪を認めた上で、交換殺人の交渉の成立を主張した上で、主人公が直前になって約束を破棄したといわれることである。この作品では、ブルーノが有罪となるとおそらく死刑となるため、自分は無実で、主人公に罪をすべてなすりつけようとした。そのため、わざわざ、ライターのような小道具が出てきている。これにより、ある意味でブルーノが自爆している。

もし、ブルーノが、捜査に協力したなどの理由で減刑にされ、自分の罪も認めた上で主人公を陥れるようとしたならば、主人公が無実と認められるのは難しかったのではないか。

見知らぬ乗客 特別版 DVD 見知らぬ乗客 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/04/14
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2006年8月13日 (日)

エリン・ブロコビッチ (Erin Brockovich)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

前に一度見たことがあった。そのときは期待以上に面白かったという、感想だった。今回見直してみて、改めて楽しめた。2回見ると、あらが見えてしまい幻滅してしまう作品、細部がよりクリアになりいっそう楽しめる作品の2種類があるとしたら、自分にとってこの映画は後者だ。

ビジネス・マンをやっているため、話題的にも興味があった。途中の息をつかせぬ展開、さわやかなエンディングなど、満点に値する作品であった。

映画自体の問題ではないが、米国の巨額の賠償金の是非についても、考えさせられることが多い。この作品の場合のように、健康を直接的に害されると、数億円の賠償金すら多額ではない、という主張には反論するつもりはない。一方で、某ファースト・フードを食べ過ぎて肥満の責任を主張したケースというのは、違和感を覚えた。詳細はよくわからないから、詳しいコメントはできないが、社会的によくあのような訴訟が成立するというのはすごいと思う。

ジュリア・ロバーツもそれまでは、お人形さんのような扱いだったように思うが、この作品により、豪快なおばさんの役を演じたことにより、プラスになったことだろう。

エリン・ブロコビッチ DVD エリン・ブロコビッチ

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2006/09/27
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バルジ大作戦 (Battle of the Bulge)

★★★★★★★ (★は10点満点)

個人的に、「プライベート・ライアン」、「バンド・オブ・ブラザーズ」などを見た後、ノルマンディ上陸作戦前後の戦いに興味をもっていた。本作品も、その前後の対ドイツ戦を描いたもの。ヘンリー・フォンダが連合軍側の戦士として登場している。けど。どちらかというと主人公は、ドイツのへスラー大佐を演じるロバート・ショー。生粋の軍人という雰囲気をよく演じている。破竹の快進撃を演じていたが、最後には、燃料の補給力という国力の差が出てしまった。生粋の軍人でありながら、最後滅びる前に、ヒトラーからの勲章を無邪気に喜んでいたのが、それまでの展開からして意外であった。結局、これを境に敗北したのだが。内容は文句なしに楽しめたが、ちょっと長かった。

バルジ大作戦 特別版 DVD バルジ大作戦 特別版

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発売日:2006/08/04
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私は告白する (I confess)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

ヒッチコックの作品。比較的地味目のものと世間的には評価されているが、短い時間の中で、プロットがしっかり展開されており、ハラハラと集中してみることができた。内容は、神父が、殺人犯から懺悔の告白を受けたが、職業倫理上その内容を他人に漏らすことが禁じられており、その一方で、自分に冤罪がかけられていき、どう冤罪を晴らすか、というもの。個人的には十分満足のいく作品だった。他の映画評論サイトを見ると、殺人の動機が弱いなどがあまり評価していない人の感想だった。しかし、主人公ローガン神父を演じるモンゴメリー・クリフトの演技については、誰もが認めていた。

今回見た限りでは、どこにヒッチコックが出ているか、見つけられなかった。残念。

私は告白する 特別版 DVD 私は告白する 特別版

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発売日:2006/04/14
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2006年8月12日 (土)

ダイヤルMを廻せ (dial M for Murder)

★★★★★ (★は10点満点)

アルフレッド・ヒッチコック作品。グレース。ケリー出演(ちなみにこのコンビは、「裏窓」と「泥棒成金」もあり)。

面白い映画で、評判もいいと思うが、あえて★5つとした。殺されそうになった上に、冤罪をかぶせられるグレース・ケリーだが、不倫という設定上、あまり同情できない。また、不倫相手の推理小説作家も共感できない設定だ。ただ、これにより凶悪な殺人計画を立てた主人公に同情もあつまるということをヒッチコックは企てたとか。しかし、主人公の悪事が暴かれ、裁かれるのは当然としても、被害者にはいまいち感情移入できず、この評価となった。

しかし、警官役の俳優がいい演技をしており、ニュートラルな立場から、純粋に完全犯罪を暴いていく過程は面白い。

完全犯罪は難しい。ちょうどうまい具合に時計は止まるし、大事なときに、長電話がしている人もいる。凶悪そうな殺し屋も美人にハサミで反撃される。現在、携帯電話が普及しているが、昔ながらの公衆電話が映画の小道具として使われていたのを見ると、今ならどうなっているのだろうと、ふと思うことがよくある。

今回はヒッチコックが映画中に登場するシーンの予備知識はなかったが、見事見つけることができた。本作品は意外と簡単か。

ダイヤルMを廻せ! 特別版 DVD ダイヤルMを廻せ! 特別版

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2006年8月11日 (金)

普通の人々 (Ordinary People)

★★★★★ (★は10点満点)

1980年度(第53回)アカデミー賞、作品賞、監督賞(ロバート・レッドフォード)、助演男優賞(ティモシー・ハットン-次男役)など受賞。アカデミー賞を獲った映画ということで見てみた。基本的にアカデミー賞(特に作品賞・監督賞)を受賞した作品ははずれがないと思う。本作品も硬派なまじめな作品で最後までじっくりと見ることができた。★5つというと、最後まで飽きずに見ることができた映画という基準であるが、個人的に大きな不満、違和感があったということを基準としている。ちなみに★4つ以下は、途中で寝てしまった映画、時間がもったいないと思った映画、途中で見るのを辞めてしまった映画であるが、貴重な時間を費やす以上、あまりよくないと思った映画はそもそも見ないから、あまり★4つ以下というのはつけないと思う。新作などを勢いで見てしまったときにたまにあるくらいだ。

この映画は、まじめな映画、いろいろと考えさせられる映画で、一度は見てみるに値すると思う。しかし、個人的には、エンディングが好きではなかった。いろいろ頑張ってきてなにかをつかむことができること、それとは逆にがんばってきても何も報われないこと。映画という虚構の世界を楽しむにあったっては、見るものの立場からは、やはり前者を求めてしまう。TVドラマの「LOST」のように、謎を残したまま次のシーズンに続いたり、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のように全滅してしまったり、そういうのもあり、それらの作品は、それでうまくいっている。しかし、このようなまじめな人間ドラマだからこそ・・・、ということだ。

普通の人々 DVD 普通の人々

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2005/10/21
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ザ・クライアント 依頼人 (The Client)

★★★★★★ (★は10点満点)

ジョン・グリシャム原作。スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズなどアカデミー賞俳優が出演している。見ていて面白く、全体的にはいい作品だと思う。この原作と役者が揃えば、ある程度は計算できるのだろう。しかし、若干、見ていて、あるいは、見終わった後に、違和感というか、もっと説明・描写がほしいような部分があった。たとえば、女弁護士が1ドルで子供の弁護を引き受けるところ。貧しい家庭で育った子供で、お金もなく、自分が弁護を引き受けなければ、誰も弁護を引き受けるしかない状況。ヒューマニティがあり、ある意味では、いいシーンだとは思う。しかし、実際には貧しい人などは、国選弁護人に頼まざるを得ないことが多いのではないだろうか。弁護士の立場からも、子供に同情したのも弁護を引き受けた一因となっているのは確かだと思うが、世間的に注目を集めている事件で宣伝にもなるというもっと俗っぽい考えもあったのではないだろうか。また、子供の口封じについても、事故を装って消してしまうのが手っ取り早いような気がする。苦労して子供に近づいて脅すだけだが、子供だからしゃべってしまうのでは、と思っていたら案の定・・・。このように、細かいことをいうと突っ込みたくなる部分はあるが、全体的に見て楽しめたということは間違いない。

ザ・クライアント 依頼人 DVD ザ・クライアント 依頼人

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/08/04
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サイコ (Psycho)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

何度か見たことがあるが、改めて見返してみた。有名なシャワー・シーンや主演女優が前半であっさり殺されてしまう衝撃が強く、全体的なストーリーはあまり覚えていなかったのだが、改めてこういう結末だったのかと納得した。音楽が迫力があり、効果的に使われていた。原作の殺人鬼ノーマンは背が低く、太って禿げていたというが、映画では、すらっとしたハンサムなアンソニー・パーキンスが演じている。「シカゴ」を見たときにも、感じたが、やはり映画はビジュアル的にお客を引き寄せることも重要なのだろう。108分という短い時間の中で、無駄なく、面白く筋書きを作り上げており、ヒッチコックの傑作のひとつである。

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マルホランド・ドライブ (Mulholland Drive)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

デビッド・リンチ監督、ナオミ・ワッツ主演作品。実は、この作品は以前一度見たことがある。そのときの感想は、110分の間テンポよく展開したが、残りの30分はさっぱりわからなくなったというものだが、全体としては、かなり面白いという印象をもっていた。どういう話かというとまったく記憶に残っていなかった。

デビッド・リンチというと、10年以上前、TVドラマの「ツイン・ピークス」にはまった。そのときも、最後の方の展開はかなり支離滅裂だった。しかし、本作品と「ツイン・ピークス」を除くと、あまりデビッド・リンチの作品は面白いとは思わない。カンヌをとった「ワイルド・アット・ハート」もずっと前にビデオで見たが、よくわからずつまらなかったが、今見るとどういう感想となるだろうか。

その後、ロサンゼルスに行った際に、実際にマルホランド・ドライブ(道路の名前)を通る機会があり、以来もう一度この映画を見たいと思っていた。ちなみに本作品にも出てきたが、サンセット・ブルバードという道路も近くにある。この通りは映画俳優などの大金持ちが大邸宅を構えて住むことで有名らしい。1950年くらい(?)にアカデミー賞を獲った「サンセット大通り (Sunset Boulevard)」という名作は、この通りに住む往年の名女優の落ちぶれた現在を描いている。この作品もある説によると、本作品に影響を与えるとかとのこと。

今回もう一度見直したが、最初見たときより意味がわかってきた。途中のエピソードが気づかないと尻切れトンボで終わっている(最初のときは途中の未解決のエピソードがあったのも気づかなかった)のだが、あの話はその後どうなったのか、と考えながら見ていると意外な伏線になっていたりする。女優のナオミ・ワッツがきれいなのも作品に引き込まれる一因だ。2パターンの役をうまく演じたり、うまい女優なんだなと改めて思った。

しかし、まだよくわからない点も残っている。何度見ても飽きない映画だ。

マルホランド・ドライブ DVD マルホランド・ドライブ

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2002/08/21
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2006年8月10日 (木)

マルコムX (Malcolm X)

★★★★★★ (★は10点満点)

戦後のアメリカの黒人解放運動指導者マルコムXを描いた映画。上映時間が201分とかなり長く、硬派の内容のため、DVDを購入した後、なかなか見ることができなかったが、夏休みを利用してみることができた。名前は聞いたことがあるが実際にどういうことをしたかよくわからないという人は多く、自分にとってマルコムXもその一人。上演時間は長いと書いたが、それでも彼の業績を描くには全然足りないといえるだろう。作品自体は、退屈することなく見ることができた。監督や俳優の力量によるものだろう。ひとつだけ感想を書くと、見る前は、既得権益を失う白人の狂った人に暗殺されたのだと思っていたのであるが、そうではなかったことが驚きだった。自分が活動していた組織のトップや同志に裏切られたような形だ。アメリカというとキリスト教のイメージがあるが、その中でイスラム教を信奉するとう立場も興味深かった。

マルコムX DVD マルコムX

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/03/10
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狼たちの午後 (Dog Day Afternoon)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

実際に起こった銀行強盗事件をベースとした映画。アル・パチーノ主演。やや展開が重いような気がしないでもなかったが、先が読めない展開で、純粋に楽しむことができた。銀行強盗のシーンでは、「バンディッツ」や「インサイド・マン」、人質とともに空港に行くシーンでは題名は忘れたが、ミュンヘン・オリンピックを題材にしたドキュメンタリーを思い出した。アル・パチーノ演じるソニーは、キレていてなんとなく岡村隆史を彷彿としたのは自分だけだろうか。周りの観衆やテレビとのやりとり等、奇妙な感じだが、これも風刺なのだろう。別にアメリカに詳しいわけでもないが、最近、特にアメリカでは、大きな銀行強盗事件があったという話しをテレビ・新聞などではあまり聴かない。デビッド・カード、クレジッド・カードの普及のため、あまり銀行にお金がないことも影響しているのだろう。ちなみにアメリカでは、ほとんど現金を持ち歩かない。100ドル札や50ドル札は受け取りが拒否される場合が多い。20ドル札数枚を財布に入れている人がほとんどだと思う。この手の犯罪も減り、パソコン・インターネットを利用した詐欺事件にシフトしているのだろう。あと、昔、「ストックホルム・シンドローム」という言葉を聞いたことがあった。これは、人質が犯人に共感するというもの。この言葉も思い出した。しかし、なぜ「ストックホルム」なんだろう?と思い、Googleで調べたところ、以下のサイト(ttp://homepage1.nifty.com/silabel/health/stockholm.html)にコメントされていたので、引用させていただく。「Stockholm Syndrome 弱者が強者を無意識に好きになり自分を守ろうとする現象。1973年スウェーデンのストックホルムで起きた銀行強盗事件で人質が犯人を好きになってしまった事件にちなんで命名された。好きになってしまった方が生存確率が上がるため無意識に好きになってしまうという現象が起きた。*参考文献「娘の結婚運は父親で決まる」岩月謙司 NHK出版 1999年9月 」。ちなみにこの映画のモデルとなった銀行強盗事件は1972年だから、まだ、この言葉はなかったのだが、現象は先行していたようだ。

狼たちの午後 スペシャル・エディション DVD 狼たちの午後 スペシャル・エディション

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/05/12
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2006年8月 8日 (火)

「オペラ座の怪人」(1943年公開版) (Phantom of the Opera)

★★★★★ (★は10点満点)

ニューヨークでミュージカルを見る機会があったので、映画版も見たくなったので見た。ミュージカルでは、英語力の問題(もちろん字幕などはないので)もあり、内容は半分くらいしか理解できていない。とはいえ、ミュージカルだから、難しい内容ではなく、見て聴いて十分楽しめたが。一方、映画版では、内容は字幕により理解できるものの、筋書きがシンプルであるから、やはり歌などに迫力がなければならない。今回見たものは、かなり古いバージョンだったのでその点では不十分に思えたので、この評価となった。しかし、途中で眠くなったり、見るのをやめたくなったりということはなく、十二分に鑑賞するに値するものとは思った。今度は、昨年くらいに公開されたバージョンも見てみたい。ちなみに、NYのブロードウェイのミュージカルは、俳優たちに1軍、2軍・・・と格付けがある中で、本場では、1軍の俳優だけが出演できるということ。生オーケストラの演奏も聴けるため、素人としても、雰囲気は十分楽しめた。

オペラ座の怪人パーフェクトガイド Book オペラ座の怪人パーフェクトガイド

著者:日経エンタテインメント!
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2006年8月 7日 (月)

メンフィス・ベル (Memphis Belle)

★★★★★★★ (★は10点満点)

第二次世界大戦を舞台とした映画。内容的には、「バンド・オブ・ブラザース」と似ていた。特別に一人の主人公がいるわけではなく、十人近くの登場人物にまんべんなく焦点が当てられるので、2時間程度の映画では、登場人物について若干わかりにくい面があるように思う。しかし、テンポがよく展開し、興味深く見ることができた。

メンフィス・ベル DVD メンフィス・ベル

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2005/11/18
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レイ (Ray)

★★★★★★ (★は10点満点)

152分と長めの映画なので、すこしまとまった時間のあるときに見たいと先延ばしになっていた。レイ・チャールズは名前は聞いたことがあるが、実はあまりよく知らなかったので、見てみたかった。90年代等にも結構名前を聞いたことがあったので、最近の活動が多かったような印象があったが、50年代、60年代の頃から活躍してたのだと実感した。長い映画だが、退屈しなかったのは、監督の手腕、主演のジェイミー・フォックスの好演、さらには、挿入されている歌のよさによるものだろう。最後のほうは、少しあわただしい流れになったような印象。彼の一生を描くには、150分あってもなお短い。

恋の手ほどき (Gigi)

★★★★★★ (★は10点満点)

1958年アカデミー賞で作品賞他9部門獲得したというミュージカル映画。プレーボーイと奥手の女の子の恋のお話し。少し古いような気もしたが、普通に楽しめた作品。こういうジャンルが好きな人にはいい作品だと思う。

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大統領の陰謀 (All the President's men)

★★★★★★ (★は10点満点)

ウォーターゲート事件を題材とした作品。ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンという豪華な顔ぶれ。二人が演じるのは、実在の新聞記者で、今でもたまにCNNのラリー・キングショーに出ているのを見たことがある。ワシントンに旅行に行った際に、舞台となったウォーターゲートホテルを見たことがあった。映画はドキュメンタリータッチだが、ウォーターゲート事件やその背景などについては、わかりづらく予備知識が必要。新聞記者が障害を乗り越え事件を暴く過程に焦点がおかれている。映画そのものは、楽しめたが、最後がやや尻切れトンボの印象。

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2006年8月 4日 (金)

フライトプラン (Flightplan)

★★★★★★★ (★は10点満点)

私の好きなアルフレッド・ヒッチコックの映画の中でも5本の指に入る「バルカン超特急」(他は、「北北西に進路をとれ」、「知りすぎた男」、「サイコ」などなど)に似ているという評判。実際に見ていると、確かに似ていた。しかし、ジョディ・フォスターのうまさにより、面白さは本家にひけをとらないと思う。

このプログ、人に見てもらうというより、自分の備忘メモみたいなつもりで書いているので、以下ネタばれかもしれないので、ご注意を。

現在の飛行機で、一人のスチュワーデスが顧客の搭乗データを書き換えるのは、たとえ9・11前であってもありえない。ありえないことが起こるのが映画、という立場もあるかもしれないが、せめて顧客チェックのゆるい列車(ヒッチコックの作品は名前からわかるように列車。ただし原題は"Vanished Lady"で「超特急」は明示されていない)やバスなどという設定にしてほしい。また、人を殺すという動機も少し弱いような気がする。ヒッチコックのように戦争に結びつけるほうが自然だと思う。そういう意味で、改めて、ヒッチコックの偉大さが再認識できる。

とはいえ、退屈せずに楽しめる映画で、十分合格点だと思った。

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シカゴ (Chicago)

★★★★★★★★★ (★は10点満点)

数年前に1度見たことがあり、まあまあという印象だったが、あまり記憶に残っていなかった。今年の6月にニューヨークのブロードウェイでミュージカル版を見た(そのとき、トム・ハンクスが見に来ていた)ので、もう一度DVDを見直してみた。ミュージカルに行ったときの歌が頭に残っていたため、違った面白さがあった。俳優も、主役の3人はうまい。リチャード・ギア扮する悪徳弁護士ビリー・フリンはミュージカル版では、3枚目という設定だったように思う。実際は、そっちの方が、作者の意図には近いのかもしれない。ニューヨークに行く機会があった際には、ミュージカルも見て見ると面白いと思う。

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スター・ウォーズ エピソード3 シスの逆襲 (Star Wars -Revenge of the Sith)

★★★★★★★★ (★は10点満点)

公開後1年くらい見る機会がなかったが、ようやくDVDで見ることができた。

アナキンがダースベーダーとなる過程がよく描かれている。エピソード4以降との矛盾点もない。エピソード1・2と比べて、ナタリー・ポートマンの出演シーンが減っている。ファンとしては少し、寂しいがストーリー的には、ダースベーダーの誕生のプロセスに焦点が絞られているため、それがよかったような気がする。見ても損なし、の合格点。

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 DVD スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

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